パチン パチン
私は、部屋の中に響くこの音を
もう何十年も聞いてきた。
小さい頃は、生きている花を
自分たちの勝手で切って
こねくり回して遊んでいるようで
父の仕事が正直好きにはなれなかった。
中学の時、母に連れられて
父の生徒さんが主催する作品展を見に行った。
お互いを称えあう声と、沢山の花に囲まれて
妙に息苦しくなって、速足で会場を出ようとしたときに
まるで引き寄せられるように、
ある作品の前で足が止まった。
真っすぐに伸びる枝に寄り添うように
添えられた梅の花は
まるで天女が降り立ったかのような
不思議な美しさを帯びていた。
木から切り離されて、もう死んでしまっているはずの梅の花から
今まで感じたことがないくらい
命を感じた。
これを超えるものを生み出したいと
父を超えてみたいと
その時、はっきりと思った。
私は3年前に、父から家元の名を譲り受け
今はこの流派を導く者となった。
命があるものは、必ず終わりが訪れる
だからこそ、最も美しい時を花自身が感じられるように
私は、この力を貸すのだ
お互いの力を信じ、共鳴して
命を燃やし、伝統を継承する
花は生きている
私も生きている
真っすぐな廊下を歩いていく正官
【光明院】雪見障子
正官はキリっとしていて
「真っすぐ貫く」という言葉が似合う。
その貫くには、色々な要素が含まれてる
「礼節」「責任」「家業(家柄)」「正義」「プライド」「常識」とかね
正官を書こうと思った時に、
和装姿の男性が日本家屋の長ーい廊下を歩いていた
細雪が舞い上がるように降っていて、彼の吐く息が白く煙ってる。
みたいな映像が浮かんだの。
正官は世のため、人のため、自分のために道を外さない人
だから、歩いているのは廊下なんだよね。
外の道じゃないの。枠の中なのよ。
そして、吐く息は「呼吸」なのか「ため息」なのかも分からない。
息を吸って、明日の面白さを思い生きている人もいれば
ため息をつきながらでも、自分のルールや社会のルールに沿って生きている人もいる。
どっちも全然間違えじゃない。
むしろ清い。
なぜなら、正官は社会に貢献していくエネルギーの人だから。
人はみな、何かしらの社会貢献をしているとは思うけど
正官は国や伝統、社会的役割を継承していったり
悪しきものを正していく役割がある。
そういう役割を持って生まれてきた人だからこそ
役割があるのなら、
役割を見いだせているなら
その道を堂々と歩いていってほしい。
あなたにだから、巡ってきた役割なんだから。
そして、また後世にその役割を継承していく事が許されるような
素晴らしい実績や社会的システム、正しさの基準を作り上げていってほしい。
そんな風に私は思うのです。
【正官】を活かすメモリーオイル
◆ゴッデスウイズイン:自分自身の評価があげられ、自信が持てる
◆アセンションライト:人の役に立つ生き方ができる
◆ガーディアンエンジェル:自分の進むべき道へ導いてくれる
◆トゥルーコンフィデンス:軸がしっかりし、揺るがない信念を持てる
◆グッドカルマ:自分の人生の目的に気付かせて、達成できる
人の役に立つ生き方は、あなたの得意分野だよ。
その中で、自分の軸をしっかりと見つけられたら
もっともっと、しなやかな強さを持てると思います。